函館市嘱託職員14.1倍 狭き門
update 2011/2/12 12:00
函館市が行った2011年度採用の嘱託職員の募集が8日で締め切られ、38人の採用予定に対する志願者は535人となった。10年度の663人を下回ったものの、採用数が減少したことから倍率は14.1倍で、昨年とほぼ同水準の「狭き門」となっている。嘱託職員は勤務成績によっては最長15年間勤められるため、長引く不況の中で依然として高い人気を保っていることがうかがえる。
新年度採用は本庁舎の事務や証明書の交付、児童館館長など18業務で公募した。業務別の採用予定人数はおおむね1―2人と少なく、最高でも5人。
ことし志願者が最も多かったのは小中学校での事務業務で、5人の募集に対し149人(男性55人、女性94人)となり、倍率は29.8倍。最も高倍率となったのは証明書の交付業務で、採用3人に対し118人(男性37人、女性81人)が応募し、39.3倍となった。業務によっては応募にばらつきがあり、老人保健センターの保健師や精神保健福祉事務業務はいずれも、採用1人に対し、応募が1人だけだった。
嘱託職員の勤務時間は正職員の4分の3(週29時間)。月額報酬は事務作業で18万7200円。保健師など資格が必要な業務は高額になり、最高額は23万6600円。1年契約で、勤務成績などを考慮し最長14回更新できる。過去最高倍率は01年の23倍で、市人事課によると過去3年間の平均倍率は08年7.1倍、09年16.2倍、09年14.4倍と高水準が続いている。1次試験は20日に市立函館高校(柳町11)で行う。
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