一般会計210億512万円 北斗市新年度予算案
update 2011/2/10 10:27
【北斗】北斗市は9日、2011年度の予算案を発表した。一般会計総額は10年度当初予算と比較し、4・1%増の210億512万円となった。高谷寿峰市長は北海道新幹線開業に向けた準備などの重点課題を挙げ、各関連事業に予算を計上。本年度末で廃止される老人保健医療事業特別会計を除く6特別会計と水道事業会計を合わせた各会計総額は同4・1%増の340億8760万円となった。3月1日に開会予定の第1回定例市議会に提案する。
一般会計の主な歳入は、民間企業による固定資産税の増収などで市税は同0・4%増の46億620万円を見込んだ。地方交付税は同4・2%増の59億9170万円。国庫支出金は子ども手当の増額などで同7・0%増の39億6798万円。
市債は発行額を抑え、同13・0%減の16億6040万円。特定目的基金を活用した繰入金は約3・5倍の9億4483万円を計上し、新幹線施設整備などに充てる。
歳出では、扶助費や医療費助成が含まれる民生費が全体の35・3%を占め、同8・4%増の74億1905万円。土木費は41億1130万円、公債費(市債の返済)は23億6803万円を計上。職員給与費は同4・5%減の19億7559万円となった。
主な建設事業として、新幹線新駅周辺整備事業費は約4億1400万円増の7億2937万円で、駅前駐車場の用地買収などに充てる。新幹線関連では、駅部建設費負担金4666万円、街路整備事業費2億7860万円などを計上した。浜分中学校改築建設事業費は5億8730万円で、文教施設整備基金を繰り入れて事業を継続し、新年度中の完成を目指す。
市長の公約で、昨年10月から実施している高校生以下の子ども医療費助成には2億8965万円。学校給食費の軽減措置として、第2子を半額、第3子以降を全額助成するため、2470万円を見込んだ。
また、新年度から3歳児未満の子ども手当が月額1万3000円から2万円に増額されるのを見込み、支給費として11億2172万円を計上した。高谷市長は「民主党が地方負担をさせないとしたマニフェストに違反しているのは明らか。不満はあるが、手当支給への影響が懸念されるため」とした。
今回の予算について、高谷市長は「新幹線開業準備、並行在来線問題などの目標を実行するための予算。地方財政計画において、交付税が削減されず、一般財源がある程度確保できたことが大きい」と述べた。
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