函館−札幌 片道4200円で 来月17日から北海道バス参入
update 2011/2/10 10:27
貸切バス事業の北海道バス(札幌、西村信義社長)は3月17日、函館―札幌間の都市間バス輸送に参入する。停留所を可能な限り少なく、現在運行するバス会社よりも安い運賃設定とし客の心をつかむ戦略。毎日6往復を運行する。
同社は大阪バス(東大阪)のグループ会社。これまで札幌を中心に事業展開してきたが、函館―札幌間のバス輸送の現状から需要を見込んだ。
停留所は、函館側はJR函館駅前と湯の川温泉、札幌側は大通バスセンターとJR札幌駅前の計4カ所。“直行便”とすることで片道の所要時間は約5時間20分となる。始発は函館が午前7時台、札幌は同8時台、終発は函館、札幌ともに午後11時台を予定している。
片道の運賃は大人4200円(往復利用で3700円)、小学生以下はこれらの半額に設定する。現在同路線を1日8往復運行する北都交通、道南バス、中央バスの3社は大人4680円(同3865円)で若干安い。
価格設定の理由について同社は、トイレなど最低限の機能は備えるが、シートが4列など「サービス面で劣る分を反映させた」とする。1台当たりの定員は40人。
3月の運行開始を前に、同社は新たに大型バス6台を取得し、社員15人を採用する。函館に営業所は置かない方針だが、グループ会社の東日本バス(函館市上湯川町)に貸す同社施設を社員の休憩室などに活用する。
予約の受け付けは17日から。同日開設するホームページや電話で対応する。
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