外国人観光客への対応スムーズに
update 2011/2/10 10:27
函館市内のデパート2店は2月、タブレット型多機能端末を活用した外国人観光客向けの接客サービス実験をスタートした。棒二森屋(若松町)と丸井今井函館店(本町)で、音声付きのコミュニケーションツール「指さし会話」を活用し、よりスムーズな対応が可能となった。
日本百貨店協会(東京)が実施主体となり、加盟する全国37の百貨店で3日にスタートした。各店には平均2台の端末を配置。5月15日までの間に店頭で使用し、効果や使い勝手などのデータを今後に役立てる。ソフトは中国語、台湾語、韓国語、英語に対応。タッチパネルの簡単な操作で「○○を買いたい」などの希望や、買い物時に必要な事柄を伝えることができる。
棒二森屋は同店1階と、7階の免税手続きを行うカウンター、函館空港内の売店などに4台を配置。これまでは身振りや筆談で行っていた意思疎通が、タッチパネルを介した指さしなどで時間が短縮された。同店は「海外からの観光客への対応が早まるばかりでなく、日本人客を待たせる時間も短縮できる」とし、今後も試行錯誤の中で活用の可能性を広げる考えだ。同店に配置されたうち2台は、実験終了後も引き続き使用する。
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