市民の力で自殺防ごう…6団体連携 ネットワーク設立へ

update 2011/2/9 10:22


 函館市内の市民団体が連携し19日、自殺対策市民ネットワークを設立する。今後、行政側とも連携しながら自殺防止に向けた啓発や自死遺族の支援などに取り組む。参画を表明している団体の関係者が同日午後1時半から、市総合保健センター(五稜郭町23)に集い、設立研修会を開く。

 自殺予防対策事業を進めている市とは別に市民レベルでも活動していこうと、有志の市民が昨年11月に準備会を立ち上げ、設立準備を進めてきた。

 ネットワークでは@専用相談電話の設置、支援A自死遺族の会の設立B各団体同士の情報交換、研修、啓発活動―を柱に活動していく方針。準備会の1人で、DV被害者の支援などに取り組んできた竹花郁子さんは「各団体が緩やかに連携し、行政と協働しながら自殺対策に取り組んでいきたい」と話す。

 ネットワークには、福祉や精神保健などの分野で相談ボランティアをしている市民団体に参加を呼び掛けた。

 19日の設立研修会では、道教育大函館校の森谷康文専任講師が市民の自殺対策にかかわる基調講演をするほか、市立函館、渡島の両保健所担当者が市や道の自殺対策について説明する。このほか、ネットワークに参画予定の6団体の活動報告も予定されている。

 研修会には一般市民も参加でき、無料。問い合わせは竹花さんTEL0138・23・2504。

提供 - 函館新聞社


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