木村文助校長の思い 合唱劇に乗せ
update 2011/2/7 10:41
【北斗】大正から昭和にかけて、つづり方(作文)教育に力を注いだ大野尋常高等小学校の木村文助校長を題材にした市民合唱劇「村に咲く花」(永遠にあかるく音楽会実行委員会主催)が6日、市総合文化センターで開かれた。木村校長の教育にかける情熱や、子どもたちがありのままで書いた言葉を合唱曲に乗せて、1000人の観客を感動で包み込んだ。
合唱劇は北斗市合併5周年を記念して、市民約100人が参加した。当時の子どもたちのつづり方は、児童文芸誌「赤い鳥」に多数掲載されるなど高い評価を受け、その作品は、劇中で合唱曲や朗読の形で披露された。
木村校長が村人に教育方針の批判をされる場面では「現実社会の困難に突き当たった時、正しく、強く、生き抜くことができる精神をはぐくむのが教師の仕事だと私は信じている」と叫び、現代にも通じる普遍的なメッセージを届けた。
市内久根別の青木厚子さん(58)は「旧大野町出身ですが、木村文助校長のことを今回、初めて知りました。暗譜で歌っている子どもたちの姿や演技も大変よかった」と感激していた。
合唱団の一員として出演した熊本昇実行委員長(73)は「私自身も劇中に気持ちが高まり、涙が出てきました。大勢の来場をいただき、感謝しています。さらに上を目指して頑張っていきたい」と話していた。
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