衛生管理徹底を…鳥インフル対策
update 2011/2/5 10:44
全国で相次ぐ高病原性鳥インフルエンザ問題を受け、函館市西桔梗町の渡島家畜保健衛生所(加藤一典所長)は、管内の主要農場で衛生管理の立ち入り検査を行っている。4日現在、道南では鳥インフルは発生していないが、加藤所長は「地域一丸での予防策に力を入れたい」と協力を呼び掛けている。
道の対策として1日から各地で実施。渡島管内には、100羽以上の採卵養鶏場が18戸あり、全体で26万羽が飼育されている。同衛生所には職員10人が在籍し、一日5、6人が18日まで各地を回って検査に当たる。
検査内容は、防鳥ネット設置や鶏舎出入り口の消毒状況、敷地への部外者立ち入り制限など。同衛生所の職員とともに、自治体担当者らも随行している。
4日は八雲と森の両町にある各2戸で確認調査が行われた。同衛生所の担当者は防護服や消毒薬などを車両に積み込み、午前9時前に出発。現地での検査は夕方まで続いた。 加藤所長は「農家には衛生管理の徹底と異常確認時の早期通報を、一般住民には野鳥への餌づけ自粛の協力をお願いしたい」と話していた。
鳥インフルは感染した鳥との濃密な接触など特殊な場合以外は人間に感染しないとされ、道は「鳥の排泄物などに触れた際はうがいや手洗いを。死んだり、衰弱している鳥を見つけた時には素手で触らないように」と注意を呼び掛けている。渡島の相談窓口は電話0138-47-9439。桧山は電話0139-52-6494。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。