良い湯加減でうとうと 函館競馬場で競走馬が湯治

update 2011/2/4 10:28


函館競馬場(函館市駒場町)にある療養施設「馬温泉所」で、脚の炎症や骨折など故障を抱えた競走馬が温泉につかり、けがや疲れを癒やしている。人間さながら気持ち良さそうに湯治≠ノ励み、来るべきレース復帰を目指して骨を休めている。

 函館は日本中央競馬会(JRA)の全国10カ所ある競馬場で唯一、温泉の療養施設を備える。人間同様、関節炎や疲労回復に効能のある「湯の川温泉」の源泉を40〜42度に冷まして使用。血行を促し、超音波やシャワーによるリラックス効果も期待できるという。

 現在はともに昨年11月に来た重賞勝利経験を持つ「マルカフェニックス」(牡7歳)と未勝利の「エスタンシア」(牡3歳)の2頭。馬たちは背に温泉シャワーを浴びながら脚の付け根まで細長い浴槽につかる。冬場は3〜6カ月の長期滞在が多く、ほぼ毎日午後に15分ほど入浴する。

 獣医師の資格を持つ同競馬場の江藤大介競走馬診療所長(40)は「よほど気持ちがいいのか、だんだんトローンとした目になり、うとうとする馬もいます。命を預かるので、競馬に戻る日までは気が抜けませんが」と話していた。馬たちは今後、リハビリを経てレースに向けた調教を再開する。

提供 - 函館新聞社


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