幻想の明かり 冬の函館包む…光の小径始まる

update 2011/2/2 10:15


 ワックスキャンドルのほのかな明かりで函館市西部地区を幻想的な世界に包み込む「はこだて『光の小径』」が1日、始まった。元町公園や函館ハリストス正教会など観光名所にキャンドル600個が点灯。冬の函館の魅力を再発見する「点灯ウォーク」も始まり、観光客や市民が散策しながら冬の夜を満喫した。

 「2011はこだて冬フェスティバル」(同実行委主催)の一環。光の小径は市民手作りによる約5000個のキャンドルを通じ、観光客との心をつなぐイベント。基坂などに電飾が施される「はこだてイルミネーション」も同日開催した。

 「点灯ウォーク」では、観光ボランティア6人が元町公園や港が丘通り、八幡坂などを案内しながら伝統的建造物の歴史を解説。参加者は耳を傾けながら、ゆらゆらと揺れるキャンドルの光を楽しんだ。また、今年初めて函館聖ヨハネ教会周辺にキャンドルを設置。教会前の階段には見事な光の回廊が続き、大勢が写真に収めていた。

 ゴールはカフェ・ペルラ。市内のホテルの宿泊券など豪華景品が当たる抽選会も行われ、盛り上がった。

 普段西部地区を歩かないという函館在住の高橋真紀子さん(36)は今回初参加。「きれいなキャンドルを見ながら自分の知らない歴史が学べて楽しかった」と喜んでいた。

 光の小径は12日、点灯ウォークは3日まで。

提供 - 函館新聞社


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