昨年の旅券発給8.9%増
update 2011/2/1 10:32
渡島総合振興局は31日、2010年の管内一般旅券(パスポート)の発給状況を発表した。発給数は6307人(男性2873人、女性3434人)で、前年比8・9%増と2年連続の増加。新型インフルエンザの終息や年配者の海外旅行人気が主な好材料となった。
種類別内訳では、10年旅券が3465人で同1.8%減。5年旅券は2842人で同25.6%の増だった。未成年者の発給は、1029人で同60.5%増と年代別で最大の伸び。新型インフルの影響を受けなかった、私立高校の修学旅行生らの盛り返し分とみられる。
60代は1015人で同5.8%増、70代376人で同6.2%増、80代68人で同21.4%増と軒並み増えた。
一方、20代は1072人の同0.4%減、30代946人で同6.8%増、40代803人の同4.4%増、50代998人で同5・0%減だった。
渡島総合振興局は「韓国格安パック旅行や新型インフルが落ち着いたことに加え、パスポートの更新時期が重なったために発給数が増えたのでは」と分析している。
地域別では、函館市が4632人、北斗市581人、七飯町422人の上位順。この2市1町の計5635人が、全体の89・3%を占めた。
1986年以降のパスポート発給件数は、2000年の1万1651件をピークに、米国同時テロやサーズ(SARS)騒動などで03年には5168件まで落ち込んでいた。
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