函館市長選、西尾氏が知恵の予算拡充など公約
update 2011/2/1 10:31
4月の函館市長選に出馬を表明している現職、西尾正範氏(62)は31日、函館市内のホテルで会見し、市長選に向けたローカルマニフェスト(選挙公約)を発表した。初出馬時と同様、「教育立市・人材育成都市の実現」「地域産業の振興と雇用環境の向上」を重点目標に据え、子育て支援をはじめ、「知恵の予算」の拡充や市電・バスの200円均一化、公立はこだて未来大への医学部設置推進など、計86項目を打ち出している。
西尾氏は2期目のスローガンを「みんなでつくろう安心とやさしさのまち そして未来への投資」とし、「人口減少が地域の一番の課題。4年間の実績を踏まえ、子どもを地域全体で育てるため、次の段階の施策に力を入れた」と説明。施策の柱として、子育てや健康づくりの充実、大学を中心とした産業創出、市民自治―とする考えを示した。
主な公約では、町会館を活用し、退職した教員が子どもの指導に当たる「寺子屋」の創設のほか、「知恵の予算」を拡充し、大学や企業での人材育成に充てる。公共交通関係では4年以内に市電・バスの200円均一料金化に取り組むとした。
さらに、「シティ・プロモーション」として函館の魅力を総合的にPRする部署の創設、キャンパス・コンソーシアム推進に向けた共同授業教室の設置、地域商店街の活性化を目的とした、各地区でのサロン創設などを盛り込んでいる。
市役所の行財政改革は「4年間で547人を削減し、55億円の累積効果を生み出した」と強調。そのうえで、職員給料の削減については「職員削減を続けることで、総人件費の抑制を続けたい」と述べ、否定的な見解を示した。
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