国立函館病院の大原医師 食道外科専門医の資格取得
update 2011/1/31 10:17
国立病院機構函館病院(函館市川原町18、石坂昌則院長)の大原正範外科系診療部長(51)はこのほど、食道外科専門医の資格を取得した。道内では3人しか認定されておらず、大原部長は道南唯一の資格者。
同専門医は日本食道学会が専門的な知識や技能を持つ医師を育成し、医療向上に努めていこうと本年度から正式に実施している認定制度。資格の取得には、同学会に5年以上在籍し、食道がんや逆流性食道炎などの食道外科手術の実績が一定件数あることなどが条件で、さらに同学会が行う試験に合格することが必要だ。
大原部長はこうした諸条件に該当し、昨年11月に東京で行われた試験もクリアして認定された。大原部長は1985年に北大医学部を卒業後、北海道がんセンターや国立がん研究センター中央病院、恵佑会札幌病院などを経て、99年から国立函館病院で勤務している。同学会の評議員なども務め、食道がんの手術は道内でも上位に入るほどの実績がある。
同病院では、大原部長がいることで他の病院から紹介されて手術治療を行うことも多く、遠くは青森から通院してくる患者もいるという。
大原部長は「専門医の資格制度ができることによって一般患者や他の医療機関にも信用を与えることができる。さらに精進して道南の食道外科の治療成績向上に寄与していきたい」としている
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