バレンタインデー商戦本格化 義理チョコ需要に各店期待

update 2011/1/30 13:27


 2月14日のバレンタインデーまで半月となり、函館市内のデパートやスーパーでは特設コーナーが見られるようになった。今年はバレンタインが平日のため、各店とも義理チョコ需要の伸びに期待する。

 棒二森屋(若松町17)の引地俊美副店長によると、函館ではバレンタイン直前にならないとチョコを購入しない傾向にあるという。紳士フロアなど、各テナントではすでにギフト用品の提案を行うが、特設コーナーの設置は2月2日を予定。引地副店長は「今年は3年ぶりの平日、義理チョコの購入が伸びることを予測し、手ごろなアイテムをそろえて提案したい」と話す。

 丸井今井函館店(本町32)では、1月中旬からベルギー王室御用達として日本でもおなじみのGODIVA(ゴディバ)のチョコレートを先行販売したり、有名スイーツブランドをそろえるなど、高級志向で勝負。特設コーナーを26日に開始したところ、自分用のご褒美チョコ≠ニして数千円の高額な商品を購入する女性客が予想以上に多く、好調なスタートを切った。

 紳士フロアではギフト用に下着や靴下が毎年売れることから、コーナーを用意。2000〜3000円のボクサーパンツが人気という。売り場の高橋幸恵さんは「売れ筋はチェック柄など女性ならではのかわいい商品。キーリングなどもあるので、チョコと一緒にいかがですか」と呼びかける。

 また、手作り派≠ヘ購入の動きが早く、オレンジハウス(梁川町10、テーオーデパート内)ではすでに子どもから大人まで買い求めている。マカロンやガトーショコラなど、生クリームなどを買い足すだけで材料がそろうキットが人気で、色とりどりのアザランやポップシュガーなど、カラフルに仕上げるための材料も豊富。キット・材料コーナーの隣にはラッピングや袋類を並べ、手作り派を応援する。「今時期が一番種類が出ている。2月に入ると売り切れも出るので、早めの準備を」と向井美樹子店長。

 大切な人やお世話になった人、または自分へのご褒美にと、各店がさまざまなアピールで商戦を盛り上げている。

提供 - 函館新聞社


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