全国で鳥インフル発生 渡島総合振興局が対応確認
update 2011/1/29 10:53
全国各地で強毒性の高病原性鳥インフルエンザの発生が相次いでいるのを受け、渡島総合振興局は関係部署の担当者らを集めた連絡会議を28日、渡島合同庁舎(函館市美原4)で開いた。同局と道警函館方面本部、市立函館保健所などから27人が参加し、国内での発生状況や道内における対応状況などを確認した。
道内では22日に釧路管内浜中町で、衰弱した状態で発見され、その後死んだ野生のオオハクチョウ1羽から、高病原性鳥インフルエンザが検出されている。このため発見場所の周囲10キロ圏内では、野鳥の警戒レベルを3段階中最高度の「3」に引き上げた。それ以外の道内地域の警戒レベルは「2」で、渡島管内でも巡視の回数を増やし監視を強化している。
この日の連絡会では同局担当者から、渡島管内ではこれまで高病原性鳥インフルエンザが発生していないことが報告された。その上で、関係機関を通じて適切な飼育管理と予防措置の徹底を呼び掛けていることを明らかにした。改行 また、野鳥を通じての感染拡大の危険性が高いことを受け、各自治体や保健所などに「野鳥の接し方について」を記したパンフレットを配布し、一般住民にも冷静な行動を呼び掛けていくことを確認した。
同局の中村慎一産業振興部長は「今後、大勢の人でにぎわう冬のイベントが数多く予定されているので、各関係機関には一層の注意をお願いしたい」と訴えた。
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