ナガユメタチモドキ?…福島沖で角谷さん捕まえる
update 2011/1/28 10:38
【福島】福島町で26日、タチウオの仲間でナガユメタチモドキとみられる体長は約2メートル40センチの魚が揚がった。タチウオの仲間は、主に南日本などで生息していることから、北海道で見つかるのは非常に珍しいという。関係者は「とても大きく、びっくりした」と口をそろえている。
町日向の漁業、角谷武春さん(66)が同日午前10時半ごろ、福島漁港から約50メートルの沖合でナマコ漁をしている最中に、海面に動く魚を発見。「何か変だ」と思い、漁船を近づけてみると、大きな魚だったため、素手で捕まえた。角谷さんは「40年以上漁師をやっているが初めて見た。大きさにびっくりした」と話す。
捕まえた魚は幅20センチ、重さは約4キロ。魚を見た町水産課や渡島西部地区水産技術普及指導所の職員、連絡を受けた函館水産試験所も珍しい魚の発見に驚き、魚種の確認を行った。
北大大学院水産科学研究院の今村央准教授(魚類分類学)は、「体の大きさと細長さ、尾びれがついていることなどから、ナガユメタチモドキだとみられる」とし、「個体が少ない魚種で、北海道で見つかるのは非常に珍しい」と話す。また、「海流の影響で流れついたのではないだろうか」と話し、原因などは分からないとしている。
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