湖水氷の切り出し作業大沼で始まる
update 2011/1/26 12:13
【七飯】2月5、6両日に大沼国定公園で開催される「第45回大沼函館雪と氷の祭典」で使用する湖水氷の切り出し作業が25日、大沼湖で始まった。湖面に張った氷の厚さは現在約35センチ。1週間かけて、ジャンボ滑り台などに使用する3000枚の切り出しを行う。
この日の作業には15人ほどのスタッフが従事。長年、作業に携わる七飯町企業組合代表の松井元さん(63)は「今年は積雪が多かったため、透明度は低いが、昨年の作業開始時より5センチほど厚い」と話す。
氷上にはあらかじめ、60センチ四方となるようにそりで溝をつけて、作業員が溝に沿って電動のこぎりで切り出した。1枚の重さは100キロほどになるといい、氷ばさみなどを使用して、手際よく氷塊を水揚げし、重機などで会場に運び出していた。
高さ7メートル、長さ20メートルになるジャンボ滑り台には約1000枚の氷を使用するほか、台座や氷像となる。祭典終了後もジャンボ滑り台は2月下旬まで会場に残す予定。
提供 - 函館新聞社
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