桔梗小で認知症サポーター養成講座
update 2011/1/26 12:11
函館桔梗小学校(戸澤和彦校長、児童523人)の6年生児童約70人が25日、同校で認知症サポーター養成講座を受講し、認知症について理解を深めた。
同講座は厚生労働省が2005年から進めている取り組みで、全国各地に在往する講師役のキャラバンメイトが地域単位で講習会を開催。受講するとサポーターとして認定され、修了証となる「オレンジリング」が与えられる。現在、当初の目標の100万人を上回る約170万人が認定されており、近年は企業や小中学校にも受講を呼び掛け、さらなるサポーター増員に取り組んでいる。
講座では、キャラバンメイト資格を持つ函館市地域包括支援センター「よろこび」の佐々木エリカ所長と後藤亜矢子保健師が講師を務め、同省で作製した副読本を配って認知症の症状や当事者との接し方などを説明。認知症は、アルツハイマー病や脳血管の障害などが要因で起きる記憶障害や見当識障害の症状であることを伝え、「認知症の人が抱える不安や苦しみを理解し、さりげなく、自然に手助けしてください。失敗しても怒ったり、とがめたりしないで」と呼び掛けた。
受講後、児童全員にオレンジリングが配られた。川村涼君(12)は「認知症の人のことがよく分かった。接する機会があったらゆっくり話しかけるようにします」と話していた。
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