自分の可能性信じ夢実現を…ロケット開発の植松さん講演
update 2011/1/25 10:14
函館地方法人会青年部会などが主催する「第24回地域振興フォーラム」が24日、函館市芸術ホールで開かれた。赤平市の民間宇宙開発企業カムイスペースワークスの植松努社長が「夢があれば何でもできる」をテーマに、自分の可能性を信じて挑戦することの大切さを、約300人の来場者に訴えた。
子どものころから宇宙や飛行機に興味を持っていた植松さんは、大学で流体力学を学び、名古屋で航空機設計を手がける会社に入社。その後実家に戻り、父親の経営する植松電機に入社。厳しい経営状況の中、持ち前のアイデアを発揮し産業廃棄物分別用の電磁石を開発し、全国シェアの9割を誇るまでに導く。さらに、長年の夢であった宇宙開発事業に挑戦し、わずか数年でロケット打ち上げを成功させた。
植松さんは宇宙開発を手掛けた当初「周りからはできるわけがない」「金の無駄になるからやめたほうがいい」と否定的な言葉を浴びせられたと振り返る。それでも夢を信じてあきらめずに研究を続けたことに対し、「最大の敵は『どうせ無理』と、最初からあきらめてしまうこと。周りが不可能と思うことをやり遂げるからこそ価値がある。みなざんも自分の持っている夢をもう一度思い出して、それを実現させる方法を真剣に考えてほしい」と訴えた。
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