飲食業「スマート」3月に大門でカフェバー
update 2011/1/25 10:14
函館市若松町の和光ビルでドトールコーヒーをフランチャイズ経営する飲食業「SMART(スマート)」(布村隆二社長)は3月中旬、同町18の電車通沿いにカフェバーを出店する。スマートの新規事業計画が、国の本年度地域商業活性化事業に認定され、補助金を活用して出店する。2015年度の北海道新幹線開業を見据える布村社長(46)は「これを起爆剤に、市民や観光客でにぎわうまちづくりができれば」と意気込んでいる。
国の支援事業は、地域商業の活性化を目的に各地域の商店街振興組合などが実施する新規事業を補助する制度。組合と各自治体の推薦があれば民間企業も申請できるといい、昨年12月から2週間公募されていた。
JR函館駅前の活性化を目指しているスマートでは、昨秋、市民の声を反映させようと同地区の市民408人に@商店街に必要なものA商店街の利用目的B商店街への来店頻度|といったアンケートを実施していた。改行 この結果、@では20―30代女性を中心に170人が「ファッション性の高いオープンカフェ・飲食スペース」と回答。ほかにも飲食店や娯楽施設の出店を望む声が目立っていたという。改行 布村社長が副理事長を務める函館都心商店街振興組合(渡辺良三理事長)の了解を得て、スマートが計画書を申請。今年1月中旬に認定され、出店費用約600万円の3分の2が補助される。
カフェバーは大門地区近くのアーケード街にあるTMOビル1階で、店舗面積は約65平方b。日中は喫茶店やカルチャースクールを開くほか、「イカ塩辛コロッケ」などのオリジナル商品を販売、夜はスポーツバーを開く予定。駅前の商店街で使えるクーポン券も発行し、集客増を目指す考えだ。
「組合としても、2015年度までに『駅前の商店街が頑張っている』という実績を作りたかった」と話す布村社長。「カフェバーはもちろんのこと、自分たちに続いて駅前やまち全体を盛り上げる機運が生まれれば」と期待を寄せている。
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