新幹線開業後 宿泊15%増…昨年12月市内施設
update 2011/1/25 10:13
函館市や函館商工会議所などで構成する「北海道新幹線新函館開業対策推進機構」は24日、昨年12月4日の東北新幹線新青森開業に伴う波及効果調査として、函館市内の宿泊施設の12月の利用状況を発表した。それによると12月1―31日に市内10施設に宿泊した人数は、前年同期比で約15%増だった。同機構では「増加傾向は新青森開業効果と推測されるが、今後も調査を継続し動向を見極めたい」としている。
今回調査対象となったのは、同機構が関東地区などで実施したウェルカムキャンペーン事業に協力した、函館駅前、五稜郭、湯の川3エリアに所在する、いずれも客室数40以上の中・大規模施設。
前回調査(12月1―15日)では対前年比約10%増だったが、今回はさらに5%上回った。地区別では関東、東北地区からの入り込みが伸び、特に週末に利用が集中し、満室となる施設も見られた。同機構では「新青森開業とクリスマスファンタジー実施のタイミングが相乗効果となって現れたのではないか」と分析する。
同機構では「通常は閑散期であるこの時期に着実に宿泊客が増加しており、新幹線開業が影響しているのは間違いない。ただ、本格的な観光シーズンとなる3月以降まで効果がつながるかどうかが大切」と話している。
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