函館の大型店 昨年売上高 13.8%減
update 2011/1/24 10:51
函館商工会議所がまとめた函館市内の大型小売店6店の2010年の売上高は338億6000万円となり、前年に比べ13.8%減少した。前年割れは1992年以降19年連続となったが、既存6店舗の比較では前年より減少幅が縮小するなど、下げ止まりの動きもみせ始めている。
09年は5月にグルメシティ五稜郭店が閉店、10月に長崎屋函館店がMEGAドン・キホーテに業態転換し、集計対象の店舗が減ったことから、全体の減少額にも影響。09年度分の両店の売り上げを除いた6店舗比ベースでは、前年比2.3%減となり、09年の同6.1%減より減少幅は改善している。
品目別では全8品目すべてが前年比マイナスとなった。主力の食料品が同11.9%減の107億5200万円、衣料品が同15.7%減の95億6700万円、身の回り品が同16.1%減の32億7000万円と落ち込むなど、消費の冷え込みがくっきりと表れる結果となった。
一方、「家庭用品」は同12.9%減の13億6700万円だったが、6店舗ベースでは同1.1%増となっており、家電エコポイントの駆け込み需要効果が表れている。
また、昨年12月の6店の売上高は39億500万円で、前年同月比3.6%減。品目別では家電エコポイントの駆け込み需要の反動で家庭用品が同2.9%減と、前月の同22.9%増からマイナスに転じている。このほかクリスマスギフト関連が好調だった雑貨が同1.3%減、お歳暮ギフトや年末・正月用品が好調だった食料品が同2.0%減と、小幅な減少にとどまった。
集計対象は棒二森屋、WAKOビル、丸井今井函館店、テーオーデパート、イトーヨーカ堂函館店、グルメシティ湯川店の6店。
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