メタボ健診 受診率伸び悩む
update 2011/1/23 10:35
市内の40―74歳の国民健康保険加入者を対象に行われている特定健康診査(メタボ健診)の受診率が伸び悩んでいる。2010年度は昨年12月末時点で15%と、目標の45%に届くには厳しい状況。働き盛りの年代の未受診率の高さや、継続して受診する人の少なさが目立っている。
市は08年度に受診率を25%に設定し、市立函館保健所や各医療機関で健診をスタート。12年度までに10%刻みで65%の目標を定めた。しかし、08年度は20%、09年度は21・5%といずれも目標を下回った。10年度(同月末時点)は対象者5万4169人のうち受診したのは8349人で、年齢別では40―44歳が7%と低迷。例年と同様、働き盛りの世代の意識の低さが顕著に表れた。
市は新たな対策として、がん検診・特定健康診査カレンダーを制作し、全戸配布を実施。受診対象者宅に健診のはがきを送付し、約1500人の組合員を抱える函館朝市どんぶり横丁で車両による健診を受け付けるなど積極的な取り組みを展開。その結果、同月末現在の受診率は、前年同期比を1ポイント上回った。
市国保年金課では「全国的にも北海道の健診受診率は低く、函館も同様。少しずつだが周知の成果が出てきているので、今後さらに対策を強化したい」と話す。
市は対象の市民に受診を広く呼び掛けていくとともに、手続きの簡略化など新たな対応についても医療機関などと連携、検討していく考え。特定健診の市総合保健センターでの受け付けは毎週月曜(午後1時―同3時)、水・金曜(午前8時半―同10時半)、毎月第2火曜(午後5時半―同6時半)。問い合わせは同課電話0138-32-2215。
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