昨年の船舶海難 過去3年で最少
update 2011/1/23 10:34
函館海上保安部は、昨年発生した事件や事故、函館港の入出港の状況をまとめた。船舶海難は過去3年間で最少となったが、人身事故、海浜事故は前年より増加。漁業関係者以外の一般人によるレジャー期の密漁も後を絶たず、同海保では「海の資源は漁業者にとって大切なもの。ルールとマナーを順守して、海に親しんでほしい」と話している。
●事件
同海保では123件を送検。うち全体の7割に当たる85件が密漁で、2件4人を除くそのほとんどがウニやアワビなどを狙った一般市民によるものだった。
●船舶海難・人身事故
船舶事故は、昨年4月に函館山大鼻崎付近であった貨物船の座礁など。前年比7隻減の13隻で、海難による死亡・行方不明者も3年連続発生していない。一方、人身事故は乗船中の病気や負傷者が多く発生し、同6人増の16人。海浜事故も知内町内で磯遊び中に波に流された家族を助けようとした男性(68)が死亡した事故など、同11件増の27件だった。同海保では万一に備え、救命胴衣の着用の徹底や「118番」に連絡できるような態勢を整えてほしいと呼び掛けている。
●函館港入出港船舶の状況
函館港長への入出港届が必要な総トン数20トン以上の船舶の総数は日本船が8277隻、外国船が171隻の計8448隻だった。これは過去5年間で最も少なかった。
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