全員合格祈り願書提出 公立高で受け付け開始

update 2011/1/21 10:11


 道内の公立高校の2011年度入試の願書受け付けが20日、各校で始まった。中学校の進路指導担当教諭らが、各学校に持参したり、遠隔地では郵送するなどの方法をとる。函館市内近郊の10校は、函館中部高校での一括受領方式のため、同校には各中学校の代表が続々と訪れていた。

 函館、近郊での一括受領は、中学校の利便性などに配慮して2008年度から行っている。対象の高校は函館中部のほか、市立函館、函館西、函館工業、函館商業、函館水産、函館稜北、大野農業、上磯、七飯の10校。

 中学校側は、同市内の公立校や北斗市、七飯町、知内町などの合わせて38校が参加した。各校の担当者は、混乱を避けるため事前に割り当てられた時間帯に来校。学校ごとに封筒に入れた願書を、それぞれの事務担当者に「お願いします」と手渡した。

 高校側は、目立った不備がないか願書全体をチェックし、市立函館高校では検定料が人数分あるかなどを確認。受付表や領収証を発行した。同校を訪れた函館亀田中学校の浅井善夫教諭は「生徒や担任の気持ちを感じながら持参しました。全員合格を祈っています」と話していた。

                ◇

 2012年度限りで募集停止が決定した戸井高校では、同校のみで受け付けている。20日は戸井・恵山地区や旧函館市内の中学校5校の教諭が来校した。同校の佐藤敏行校長は「本年度の地元中卒者は例年より少ない。このためか、現在の出願数は例年より若干少ないようだ」とみている。道教育委員会は、11年度の同校への地元進学率が50%を超えた場合、「募集停止見直しもありうる」としているため、出願者数が注目されている。

 各校とも願書の受け付けは25日正午まで。出願状況は27日に発表し、出願変更は28日から2月3日まで受け付ける。出願変更の中間発表は同1日で、最終の出願変更状況が分かるのは同15日。試験は推薦入試を同14日、一般入試を3月3日に行う。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです