調理師専門学校・大島さん食肉惣菜創作発表会に出場

update 2011/1/19 11:57


 函館短大付設調理師専門学校(柏木町)の調理師科に社会人入学した大島るみ子さんが、2月6日に東京で開催される食肉惣菜創作発表会(全国食肉事業協同組合連合会主催)に同校代表として出場することが決まった。既に「豚(ブタ)ヒレカツの赤ピーマンソース添え」のメニューを考え、規定の時間内に作り終えるよう練習を重ねている。

 同発表会は、地域の食材と国産食肉(牛、ブタ、鳥)を材料に、肉屋で惣菜を販売するためのレシピを提案する。盛り付けには、惣菜を販売するときに用いるプラスチック製などのフードパックを使用する規定がある。

 大島さんは退職を機に、昨年4月に同校に入学。仕事などに忙しく、これまでは凝った料理を作る機会が少なかったため、「家族にもっとおいしい料理を作りたい」との思いで学業に励んできた。

 昨年12月、所属する西洋料理ゼミを指導する吉田徹教頭の提案を受け、同校の推薦を受けて出場することに。同校は「社会人入学で努力をしており、新卒者に負けないパワーと料理に対するセンスの良さを評価した」という。同校からの出場は初めてとなる。

 料理、レシピは吉田教頭のアドバイスを受けて考案した。ブタのヒレ肉は「脂身が少なく、年齢を問わず好んで食べられる」との理由で選んだ。カツは一般的な揚げる方法ではなく、少量の油でソテーすることで、油処理などの手間を省くよう工夫。ソースには赤ピーマンのほかタマネギを使って丁寧に炒め、ブイヨンで煮詰める作業を経て、生クリームなどで味を整える。

 発表当日は1時間以内で調理しなければならない。これまでに数回挑戦したが、時間制限の厳しさを痛感している。大島さんは「タマネギやジャガイモの付け合わせも同時進行で調理しなければならず、あっという間に1時間が過ぎてしまう。これからも何度か練習してタイムロスをなくしたい」と意気込んでいる。

提供 - 函館新聞社


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