図上訓練で意識高め

update 2011/1/18 18:02


 「防災とボランティアの日」の17日、函館市の高丘町会(武下秀雄会長)は市や警察の関係者を招き、同町会館で図上防災訓練を実施した。大地震発生という想定で、住民ら30人は身を守る措置や対応を確認した。

 1995年1月17日の阪神・淡路大震災で、ボランティア活動や住民の自発的な防災活動の重要性が広く認識されたことから、さらに啓発していこうと「防災とボランティアの日」を制定。高丘町会では昨年に続き同訓練を開催し、市総務部防災担当の武田忠夫参事や函館中央署警備課の大竹聖一課長、品川泰昭係長らが出席した。

 訓練は、午前6時半に北海道南西沖を震源とした震度6弱の地震を想定して実施。参加者はグループごとに町内の地図を見ながら、小学校や公園など自宅から近い避難所や避難ルートについて意見を交わした。

 さらに、緊急地震速報が発表された時の対応や、避難指示が出されて家を離れる時に携行するものなど、地震発生前後の対応についても協議。参加者からは1、パニックにならない2、家族の安否確認をする3、非常食やラジオなどを携行する|といった意見が聞かれた。品川係長は「避難所へ行く前に行き先や連絡先を紙に書き、玄関に貼るのは有効な手段」とアドバイスした。

 武下会長は「きょう学んだ知識を家族ら周囲の人にも伝えてほしい」と呼び掛け、大竹課長も「今後も町会単位で防災の輪を広げてもらえれば」と期待していた。

提供 - 函館新聞社


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