生産者と消費者が一緒に食事し交流

update 2011/1/17 12:27


 【北斗】新鮮な野菜の宅配や直売などで地元産品の消費促進を図る「八百(やお)―ねっと」(高坂重勝代表)の第10回交流会が16日、北斗市農業振興センターで開かれた。100人を超える来場者があり、農家の主婦らの手料理を味わいながら楽しいひとときを過ごした。

 生産者と消費者が一緒に昼食を取り、農業や食について意見を交わす場として人気の催し。開催のたびに参加者は増え、今回は140人に達し、高坂代表(39)は「初めは50人で始まったが、今日はこんなに多くの人が参加してくれてありがたい。いろんな話をしながら交流を深めてほしい」とあいさつした。

 料理はバイキング形式で、豚汁や煮物、サラダ、漬物、ホタテの刺し身、牛乳、リンゴジュースなどがずらり。炊きたてのご飯もあり、お代わりが相次いだ。また、会場では長ネギやコンブ、菓子類などの直売会も行われ、買い物袋いっぱいに土産を詰め込んだ客であふれた。

 函館市美原の工藤美佳子さん(37)は「農業や加工業に携わる生産者と直接会って、食べ物などの話を聞くことができるのはとても貴重」、長男の友也君(6)も「豚汁のシイタケがおいしかった」と笑顔だった。

 高坂代表は「交流会は『生産者の顔が見える農業実践』を掲げ、おかげさまで10回目を迎えることができた。これからも消費者と生産者の関係を大事に、みんなに喜ばれる活動をしていければ」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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