寒中みそぎ祭り最終日 海に飛び込み 地域の繁栄へ祈り

update 2011/1/16 10:49


 【木古内】木古内町の佐女川神社の神事「寒中みそぎ祭り」最終日の15日、行修者の若者4人が海に入り、ご神体を清める「海水沐浴(もくよく)」が行われた。国道228号沿いのみそぎ浜には、若者の勇壮な姿を一目みようと約2000人の観客が集まった。

 函館海洋気象台によると、正午の気温はマイナス4・5度。13日から水ごりを繰り返してきた行修者は専門学校生の村上駿弥さん(20)、会社員の竹田峻輔さん(21)、専門学校生の久保田翔さん(18)、大学生の藤原哲朗さん(19)の4人。下帯姿でご神体を抱え海に飛び込み、水をかけ合ってご神体を清め、豊漁や豊作、地域の繁栄を祈った。

 最後に大勢の観客の前で水ごりを行い、村上さんが何度も冷水を浴び、4年間の大役を締めくくった。観客にも水をかけると、大きな歓声と拍手が沸き起こった。

 バスツアーで函館市から訪れた会社員の高橋直樹さんは「行修者の若者4人の姿は迫力があった。たくさん写真を撮影したのでブログに掲載したい」と笑顔で話していた。

提供 - 函館新聞社


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