外国人の函館観光 案内板分かりやすい?

update 2011/1/15 12:49


 道運輸局は14日、函館市内で外国人観光客がスムーズに散策できるか検証する移動環境実地調査を開始した。外国人観光客が国内を観光する際、言語でストレスを感じる場面を軽減し、繰り返し訪れてもらうための取り組みで、道内で暮らす外国人4人が15日まで、観光案内板の見やすさや外国語表示が正しいかどうかを検証している。

 政府の本年度補正予算で、外国人観光客の移動容易化のための言語バリアフリー化調査事業として5億円が盛り込まれたことを受け、全国13カ所で実施。道内では「観光客が多く、地下鉄以外の移動手段がすべて備わっている」(道運輸局)函館が対象となり、4500万円の予算が計上された。

 函館以外に居住するイギリス、中国、台湾、韓国の外国人男女4人を招き、バスや市電を使いながら観光名所や電停、空港など16カ所を2日間で見て回る。初日はJR函館駅からスタートし、トイレやコインロッカーなど構内施設の誘導表示や、市観光案内所での情報収集方法などをチェックした。

 函館駅ではガイドマップを配布するコーナーで「重要な表示が見えづらい」「この表現は文法的におかしい」などと指摘。バス・市電乗り場の表示看板には「現在地がなく、図が分かりづらい」と改善を求めた。イギリス出身で旭川在住のスティーブン・キングさん(35)は「英語表記のない看板が多く、漢字とひらがな、カタカナだけでは見当がつかない面がある」と話していた。

 道運輸局は今後、指摘を受けた個所の修正を行った上で、3月に同じ4人を函館に招き、修正点を再点検する。

提供 - 函館新聞社


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