搭乗率 過去最高79.4%…昨年の函館─ソウル線
update 2011/1/14 12:51
大韓航空が週3往復運航する函館—ソウル(仁川)線の2010年の年間搭乗率が、06年の就航以来、過去最高となる79.4%を記録したことが同社函館支店のまとめで分かった。秋田県がロケ地となった韓国テレビドラマのヒットで東北・本道が脚光を浴びたことが大きく影響し、冬場の韓国人客が伸びたことが要因とみられる。
昨年の1年間の利用者は前年比5.5%増の4万371人となり、06年6月の就航以来、年間ベースで最も多かった。昨年3月には使用する機材を187人から145人乗りに小型化したが、搭乗率は夏場も好調に推移し、同10月末には再び元の大型機材に戻した。
搭乗率は09年より12.9ポイント高く、年間で初めて採算ラインとされる70%の大台を超えた。特に昨年1月は、日本の空港に乗り入れている同社の路線で最高実績となる搭乗率95.1%を記録。日本人客は前年比7.8%減の6244人と不振が続いたが、韓国人客が同8.3%増の3万4262人と大きく伸びた。
これまで冬場の1—3月は搭乗率が低迷する閑散期だったが、昨年は軒並み80%を超え、同支店の岸田茂支店長は「韓国の人気ドラマ『アイリス』の放映効果で、北海道の冬や雪への注目も集まった。機材の小型化で輸送効率を高めたことも奏功した」と分析する。
今後、函館市は延期されている韓国・高陽(コヤン)市との姉妹都市提携も控えていて、岸田支店長は「韓国人客の函館人気は徐々に高まっている。函館からも韓国との交流促進事業に着手し、道南の周遊型観光が定着するようなプロモーションを積極的に展開したい」としている。
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