漁船でも雪かき
update 2011/1/14 12:50
連日の降雪で市民が除雪に追われる中、漁村部では漁船の雪かきも盛んに行われている。年末年始に鳥取県など山陰地方で、積雪による漁船の沈没や浸水が相次いだことから「いつも以上に注意をしなければならない」と漁業者は気を引き締めて雪かきに汗を流す。
沿岸漁業が盛んな函館市戸井地区や恵山地区は、潮風が強く、雪だまりの少ない土地柄だが、「山背(やませ)」と呼ばれる、東・北東からの風が吹くと大雪に見舞われやすい。
この雪は水分を多く含み、船に大量に積もると傾きかねない。このため、地元漁師やその家族らが1日に幾度となく、船の雪かきに追われる。小回りがきく子ども用のミニスコップが重宝され、「捨てるところに困らないだけ、ありがたい」と真冬の日課に励む。
恵山地区の漁師は「内地の沈没のニュースを見て驚いた。ここでは、みんながまめに雪かきをしているから大丈夫だけど、油断はできない」。戸井の漁協関係者も「レジャーボートの被害が大きいようだ。戸井は家と漁港が近いから、何かあった時にはすぐ対応できるのがいい」とする一方、「漁師の仕事は自然相手だから本当に大変だ」と語る。
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