寺子屋で冬休みも勉強…臼尻地区

update 2011/1/14 12:49


函館臼尻小学校(高橋政弘校長、児童49人)と地域住民が共同で運営する、同校児童向けの「うすじり寺子屋」が11日から、函館市臼尻町149の喫茶店「ホットステーション珈夢」で開かれ、児童が冬休み中の自主学習に励んでいる。18日まで。

 冬休み中に不得意科目の克服や、宿題の遅れを取り戻すきっかけにしてもらおうと、初めて企画した取り組みで、始業式前に生活のリズムを整えてもらうのも狙いとしている。

 寺子屋には、同喫茶店の店主で、学校評議員の小林元昭さん(62)と、鹿部町で「しかべ寺子屋」を運営している原田光雄さん(65)が常勤の講師を務め、同校の教職員も日替わりで参加し、子供たちの勉強を支援する。

 毎日10人前後の児童が教科書などを持参して参加。午前9時から約1時間半集中して各自の学習に取り組む。余力のある児童は原田さんらが用意した問題集にもチャレンジしている。

 同校の横山嘉弘教諭(35)は「児童それぞれに合った形で教えることができる。子供たちの学ぶ意欲に応えたい」と話す。

 小学6年の熊谷穂高さん(12)と佐々木紗代さん(12)は「皆と楽しみながら勉強できてとてもはかどります。しっかり新学期を迎えられそうです」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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