晴れやか新成人

update 2011/1/11 09:55


成人の日の10日、第63回函館市成人祭(市、市教委、実行委主催)が同市湯川町の市民体育館で盛大に行われた。新成人約1600人があでやかな晴れ着や真新しいスーツに身を包み出席。責任への自覚と未来に対する希望を胸に、大人への第一歩を踏み出した。

 函館市の今年の新成人該当者数は1990年4月2日から、91年4月1日までに生まれた2401人(昨年11月1日現在)。男性1192人、女性1209人で昨年より107人減少した。渡島(2市9町)、桧山(7町)管内では渡島が3692人、桧山が320人。全道では推計5万2111人、全国では124万人。

 式典で西尾正範市長は「社会を取り巻く状況は厳しいが、大人の仲間入りを果たしたみなさんの力で乗り越えていってくれることを願っている。かけがえのない自分の人生、希望に満ちた幸せの多い道を歩んでほしい」と激励した。新成人を代表して函館大学2年の松岡敬介さんと函館高専5年の平井利沙さんが「先人たちが培ってきた文化や伝統を守り、愛する郷土である函館の発展に努めることを誓います」と誓いの言葉を述べた。

 続いて行われた祝賀行事では、東京ディズニーリゾート入場券付きペア宿泊旅行券などが当たる抽選会や、昔懐かしい駄菓子屋コーナーで菓子が配られた。恩師からのメッセージコーナーでは新成人の中学時代の教師からのメッセージが掲示され、懐かしそうに見入る姿も見られた。南茅部地域のタイムカプセルコーナーでは臼尻、尾札部中学校出身者が在学時に書いた「20歳の自分への手紙」が返され、当時を懐かしみながら旧友と笑顔で目を通していた。

提供 - 函館新聞社


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