緊急時だけかけて…「110番の日」イベント
update 2011/1/11 09:55
「110番の日」の10日、道警函館方面本部は、110番の適切な利用や警察相談専用電話「♯9110番」の周知を図る広報イベントを実施した。道内を中心に活躍するシンガーソングライターの桜庭和さん(29)を一日通信指令室長に任命。五稜郭タワー(函館市五稜郭町43)で街頭啓発やライブなどを行った。
桜庭さんは江別市在住で、歌手のほか、楽曲提供やラジオなどで活動。道内ではおなじみのCMソングに起用されるなど、幅広い世代から親しまれている。
木下外晴本部長から委嘱状を受けた桜庭さんは、通信指令室で110番の模擬受理体験をした。物損事故の想定で掛かってきた電話に、事故の形態やけがの程度などを質問していた。
同タワー前での街頭啓発では、桜庭さんがファンや道行く市民らに、道警のマスコット「ほくとくん」とともに啓発チラシとティッシュを配布。同タワーアトリウムでは、自身の目の前で起こった交通事故で人生初の110番通報をした経験談を交えたトークライブを披露し、オリジナル曲や「時の流れに身をまかせ」など4曲をしっとりと歌い上げた。
○「♯9110」もっと活用して
同本部地域課によると、2010年の110番総受理件数は、4万3814件。うち、いたずらや無応答、押し間違いは合わせて8592件と前年より650件以上増加した。また、急を要さない落し物や免許切り替えについてなどの各種照会も昨年より17%増えたという。 110番は事件事故などの緊急通報電話。電話回線にも限りがあるため、相談や要望などは警察相談専用電話「♯9110」に連絡してほしいと同課は呼び掛けている。
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