函館音楽協会賞にヌーベルアンサンブル
update 2011/1/10 12:02
函館音楽協会(吉田淳子会長)は8日、2010年度の協会賞と奨励賞を発表した。協会賞に「ヌーベルアンサンブル」(橋本公志代表)、奨励賞にいずれもピアノ奏者の畑中一映さん(40)と岡田奏さん(19)を選出。表彰式は23日午後6時から五島軒本店(末広町)で開かれ、記念品や賞状などが贈られる。
両賞は、函館・近郊に在住する個人・団体の1−12月の活動から選考。協会賞はこれまでの実績や地元の音楽文化向上への功績に、奨励賞は作曲または演奏活動に意欲的で高水準の実績を残し、郷土の音楽活動を推進させた功績に贈られる。吉田会長や同協会役員ら11人で選考した。
サクソホンのアンサンブル団体「ヌーベル−」は、アンサンブルコンクール全道大会で金賞を10回受賞、小中高生にクリニックを開催。昨年12月の演奏会ではサクソホン奏者の須川展也さんを迎え、緻密なアンサンブルで聴衆を魅了した。
畑中さんは、この1年演奏会に15回出演。卓越した構成と色彩的な演奏が評価されたほか、函館の音楽家集団「クレアシオン」代表、日本ショパン協会函館地区委員として、函館の音楽文化振興に力を注いでいる。
岡田さんは「第16回ショパン国際ピアノコンクール」本大会に出場。市民に夢と希望を与えたほか、演奏ではピアノ音楽の魅力を幅広い世代に伝えた。
橋本代表は「思ってもみない賞。約40年間の活動が認められてとてもうれしい」、畑中さんは「歴史ある賞の受賞で喜ばしい。演奏を続けることで自分にできることは何かを考えながら活動を続けたい」、岡田さんは「これを励みに、函館出身であることを誇りにさまざまな場で自分のピアノを伝えられたら」と喜んでいる。
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