津軽海峡線利用者11%増…年末年始 新幹線開業の効果
update 2011/1/9 14:21
JR北海道は年末年始(12月28日―1月5日)の輸送実績を発表した。道内の主要4線区間の特急と急行の利用者数合計は33万4200人で前年比2%増。このうち津軽海峡線(木古内―中小国)は、東北新幹線新青森―八戸間の開業効果によって、同11%増の6万2000人と好調に推移した。
津軽海峡線は主要4線区間中もっとも増加率が高かった。JR東日本によると、12月4日に全線開通した東北新幹線(八戸―新青森)の年末年始の利用者が、前年の「白鳥」「つがる」に比べ18%増の12万人と大幅に増加しており、新青森で接続すスーパー白鳥や白鳥の利用者拡大にもつながったとみられる。
年末年始の運転状況については、12月29日に道南方面での降雪で普通列車8本が運休したほか、東北地方でも雪害の影響で1月1日から3日にかけて夜光列車9本が運休するなど、期間中21本の列車が運休となったが、そのほかの期間は良好に推移。中でも東北新幹線にはほとんどダイヤの乱れが見られなかったため、さらなる利用者の伸びにつながった。
このほかの道内主要線区では、函館方面(東室蘭―苫小牧)が同4%増の6万2000人、釧路方面(南千歳―トマム)が同3%増の8万8500人といずれも増加。旭川方面(札幌―岩見沢)は同4%減の11万5400人と唯一減少した。また空の玄関口とつながる新千歳空港駅の乗降客は同3%減の22万9600人だった。
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