水道凍結ご用心…道南地方 強い寒気

update 2011/1/8 13:27


 道南地方は7日未明から、上空に強い寒気が入り込んだため、各地でこの冬一番の寒さを記録した。函館市内では最低気温が氷点下12.1度まで下がり、市水道局などには朝から、水道管の凍結に関する市民からの問い合わせが相次いだ。

 函館海洋気象台によると、北斗市で最低気温が氷点下15.9度を記録したのをはじめ、森町で同11.0度、八雲で同10.2度、木古内で同8.9度、江差で同7.2度などと、それぞれ平年より2度から9度ほど低く、各地で今季最低気温を更新した。

 市水道局などにはこの日、水道管の凍結に関する市民からの問い合わせが、今シーズンに入り最も多い計38件寄せられた。函館市内は同日、最高気温が氷点下5・7度までしか上がらない厳しい真冬日で、水道は最低気温が氷点下4度以下になると、凍結の可能性が高まるという。

 市内の水道修繕センター(海岸町、函館管工事業協同組合内)によると、昨年12月は多い日でも1日2、3件の問い合わせだったが、この日は一気に水道管の解氷などの相談が増えたという。担当者は「日中でも長時間外出するときは注意が必要」と話す。 凍結した水道を放置しておいた場合、水道管が破裂する恐れがある。予防策には長時間水道を使わない外出時や就寝時には、蛇口の水を出したまま水抜き栓を閉め、給水管内の水を出し切る「水抜き」が最も効果的だ。

 市水道局によると、昨年は1月に243件、2月に506件の問い合わせがあり、「朝晩の冷え込みが厳しくなる1、2月に例年凍結件数が急増する傾向にある。特に古い家などは前もって気温の推移に注意し、水抜きを忘れないでほしい」としている。問い合わせは同水道局電話0138-27-8753、同センター電話同62-5511。

提供 - 函館新聞社


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