はしごの上で防火の決意…消防出初め式

update 2011/1/8 13:26


 函館市消防本部(向平博吉消防長)は7日、新年恒例の消防出初式を市民会館(湯川町1)で開いた。同本部職員をはじめ、関係団体や地元防火クラブなどから合わせて約1000人が参加。災害のない1年への願いを込め、分列行進やはしご乗り演技、消防訓練などを行った。

雪が降る厳しい寒さの中、初めに屋外で出初式を実施。関係団体などが参加した分列行進の後、観客お目当ての「はしご乗り」の演技に移った。高さ約7メートルのはしごの最上部では、市消防団員の2人が不安定な中で難易度の高い「枕邯鄲(かんたん)」「肝潰し」などの技を披露し、観覧席から大きな拍手が送られた。

同会館の大ホールでは式典も行われ、函館消防義会の会員約¥20¥人に、長年の功績を称える表彰状が贈られた。西尾正範市長は「昨年は大きな災害はなかったが、全国的には異常気象などで自然の猛威を感じることが多かった。市民の安心・安全の確保のため医療と消防の連携をさらに強化していきたい」と式辞を述べた。向平消防長の決意表明や万歳三唱などで式典を締めくくった。

提供 - 函館新聞社


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