青々と成長 甘い香りの「一番ニラ」/知内で収穫始まる
update 2011/1/7 16:23
【知内】全道一の生産量を誇る町特産のニラの収穫が始まった。ビニールハウスの中は甘い香りが広がり、生産者らは青々と育った「一番ニラ」を次々と刈り取っていった。
知内町のニラは「北の華」のブランド名で知られ、甘みがあり、葉の幅が広く肉厚なのが特長。味の良さと徹底した品質管理で国内有数のブランドに成長。昨年は販売額が念願の10億円を初めて突破した。
知内町ニラ生産組合(石本顕生組合長、74戸)では4日から一番ニラの収穫を開始。6日までに7戸が収穫から出荷までを行っている。
町上雷の宮下進也さん(35)のハウスでは6日が今年初めての収穫と出荷となった。宮下さんら家族5人で午前7時すぎから作業を開始。室温が5度に保たれたハウスの中で、約50aまで成長したニラを根元から丁寧に刈っていった。
この日は約90キロを収穫。午後に農協に出荷した後、函館と札幌の市場に送られ、競りに掛けられる。収穫が本格化する来月中旬からパート従業員を雇い、作業にあたる。最盛期の3―4月には1日の収穫量が900キロにもなるという。宮下さんは「平年並みの出来だが、幅が広いニラができた。3月ごろから忙しくなる」と話している。
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