初詣客 大幅増…正月三が日
update 2011/1/5 19:32
2011年の元日は、昨年と打って変って穏やかな天候に恵まれ、神社や主要観光地は多くの人出でにぎわった。三が日も、市民や観光客の足を誘うようなさわやかな天気が続き、正月休みを満喫する人たちの姿が目立った。
○神社 道警函館方面本部のまとめによると、道南地域で三が日の初詣客が最も多かったのは函館八幡宮(函館市谷地頭町2)で4万5000人(前年比1万3000人増)、次いで亀田八幡宮(同市八幡町2)が4万人(同1万3500人増)と大幅に参拝者の数を伸ばした。1日午前零時から同3時までのピーク時には、両宮ともに3000人以上の市民らが家内安全などを祈念しに訪れた。道南の主要12カ所の初詣客の合計は12万2000人で、前年比約38%増だった。
○観光施設 函館山ロープウェイ(同市元町19)の三が日の利用者は、1万718人で、今年で4回目となるカウントダウンイベントなどを楽しんだ。五稜郭タワー(同市五稜郭町43)の展望台利用者は1日が2284人(同846人増)で、恒例の初日の出鑑賞会の時間帯には、市民ら300人以上を含む516人が、ご来光を拝んだ。2、3日は合わせて2657人(同411人増)が足を運ぶなど、3日間合計で前年比約34%増となった。同社では「鑑賞会が多くの人に定着し、天候にも恵まれたことが来場者増加につながったのでは」と分析する。
○スポーツ施設 年末から無休で営業している、函館七飯スノーパーク(七飯町大沼)では、利用者が3500人(同423人増)と多くのスキーヤーらが、新年の初滑りに興じた。2日から今年の営業をスタートさせた函館市民スケート場(同市金堀町10)は、子どもたちに文房具などのお年玉プレゼントをする初日イベントに1062人が来場。翌日も1000人近くの家族連れらが訪れ、合わせて前年比545人の増加となった。同スケート場では「天気の良い日が続いたので、家族でスケートを楽しむ姿が目立った」と話している。
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