昨年の気温 「かなり高め」…函館海洋気象台まとめ
update 2011/1/5 19:32
函館海洋気象台は4日までに、2010年の1年間と同年12月の管内(渡島、桧山)の気象状況をまとめた。
内全体の年間の概況については、気温が平年より高く、日照時間は平年よりも少なめの地域が多かった。1月は低気圧の影響で降雪量が多く、春先の3月、4月の気温は平年よりも低めに推移。6月以降、気温が上昇し、8月から9月にかけては各地で真夏日が続くなど記録的な暑さに見舞われた。10月以降の気温も平年を上回る地域が目立った。
函館の年間平均気温は平年を1・1度上回る9・9度で、平年との比較で示す階級区分は「かなり高い」となった。特に6月から9月にかけては25度以上の夏日を75日、8、9月には30度以上の真夏日を13日観測。年間の真夏日の日数は1984年と並び最多タイだった。また、9月に真夏日が観測されたのは38(昭和13)年以来72年ぶりだった。
一方、年間降水量は1189ミリで、平年並み(平年1160・3ミリ)、年間日照時間は1613・4時間で、平年(1782時間)で、かなり少なかった。
このほかの地域では、江差や北斗、木古内でも年間の平均気温が平年より「かなり高い」となった。降水量では、七飯町大沼や福島町千軒、江差が平年より「かなり多い」を示した。日照時間は松前と八雲町八雲で「平年並み」だったが、ほかの地域は「少ない」「かなり少ない」だった。
10年12月の函館は、最高気温が0度を下回る真冬日が4日間あったが、平均気温が1・5度と平年の氷点下0・1度よりもかなり高かった。雨や雪の降る日が多く、降水量が平年の79・6ミリよりも多い110ミリ、日照時間が69・1時間と平年の93時間よりもかなり少なかった。このほかの地域では、七飯町大沼の降水量が平年(83・5ミリ)を大きく上回る185ミリを記録した。
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