子宮頸がんと乳がん検診呼び掛け

update 2011/1/4 14:28


 函館市は、女性特有のがんである子宮頸がんと乳がん検診の本年度分の無料クーポン券を、昨年の5月下旬から配布している。検診は昨年の6月1日から開始しているが、受診率は今一つ伸び悩んでいる。市立函館保健所では、クーポンの有効期限である今年の2月28日までに検診を受けてもらおうとPR活動に懸命だ。

 子宮頸がんはウィルス感染が主な原因とされ、近年は20―30代での発症が目立つ。乳がんは日本人女性の20人に1人がかかるといわれ、特に40代後半に最も多く発症する。いずれも早期発見をすることで、回復が見込まれる。

 本年度の対象者は子宮頸がんが8055人。うち昨年10月30日現在で1154人が受診済み。同じく乳がんは11165人の対象者中、同じく1438人が受診しているものの、受診率は乳がんで12・88%、子宮頸がんは14・33%にとどまっている。

 市立函館保健所健康増進課によると、09年度の受診状況はいずれもクーポンの有効期限ぎりぎりの10年2月に受診者が集中。医療機関が込み合って受診できないケースも見られたという。同課では「受診率は伸びているものの、依然として低調な状況。受診者が終盤に集中しないように、女性の多い職場、学校でのポスター掲示やホームページなどで周知を図り、呼び掛けをしていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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