電話で高齢者の安否確認 情報サービス会社「C&C」
update 2010/12/31 13:30
函館市中道にある情報サービス会社「C&C」(名平真社長)はこのほど、独り暮らしの高齢者に電話をかけて安否確認をする「安心電話サービス」を始めた。離れて暮らす家族になかなか会えない、仕事で忙しく電話を掛けることができないなど、身内の安否確認が十分にできない人のために企画したサービスで、同社は「心配している人のお手伝いができれば」と話している。
同社は宅配ピザの受注、配達の管理、運営を行っている会社で、ネットワークの中核となるコールセンターで直接注文を受け、店舗へつなぐシステムを導入。安心電話サービスは、コールセンターのオペレーターが依頼主の親などに電話を掛けて健康状態を確認し、その様子を依頼主にメールで報告する。決まった曜日、時間帯にかけ、1回の電話で3―5分程度話し、伝言も受ける。
名平社長自身、父親が脳梗塞(こうそく)で倒れたのを目の当たりにした経験があり、「高齢者の体調は1日で変わる」と痛感。サービスを立ち上げるきっかけとなった。社員の親など道内在住の高齢者4人をモニターとして実施したところ反応も上々で、実施に踏み切った。
サービスは電話回数が週3回と週5回のコースがあり、料金はそれぞれ3カ月契約で月額2000円、同3800円。初回のみ登録料1000円かかる。高齢者自身の登録も可能。
2回連続で留守、1日に3回連絡してつながらなかった場合は緊急事態とみなし依頼主に連絡する。
名平社長は「将来的には、ネットワークを生かし、地域のニーズに応えたさまざまなサービスを提供していきたい」と話している。
問い合わせは同社TEL0138・55・4450。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。