日銀11月道南の金融経済動向、持ち直しの動き一服

update 2010/12/29 10:30


 日本銀行函館支店(市川信幸支店長)は、11月の道南地方の金融経済動向を発表した。公共投資の減少が続いているほか、個人消費が全体として足踏みの状況にあることなどから、景気判断を「持ち直しの動きが一服している」と2カ月連続で据え置いた。

 個人消費は2カ月連続で「全体としては足踏みの状況」と判断据え置き。エコポイント制度変更前の駆け込み需要で薄型テレビや冷蔵庫などの家電販売は好調だったが、新車登録台数は普通・小型車が前年同月比28.3%減と3カ月連続で前年を下回り、軽乗用車も同17.2%と8カ月ぶりに前年を下回った。主要小売店の売上高も、食料品は堅調に推移したものの、冬物衣料品や歳暮商戦の出足が鈍かったことなどから、2カ月連続で前年を下回った。

 設備投資は、本年度の企業設備投資計画の数値が大幅に上方修正されていることから、景気判断も「持ち直しの兆しがみられる」と3カ月ぶりに上方修正した。一方、夏場から好調が続いていた観光は、主要ホテルの宿泊客数や主要施設の利用客数の減少傾向により「持ち直しの動きが一服している」と21カ月ぶりに下方修正した。改行 公共投資、生産、貿易、雇用はいずれも判断を据え置き。倒産は3カ月ぶりに皆無となった。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです