関東の小中学生 北の暮らし体感

update 2010/12/28 11:23


 【七飯】関東から列車で道南を訪れ、冬の本道の暮らしを体験している小中学生14人が27日、七飯町の大沼国定公園でワカサギ釣りに挑戦した。大雪で包まれた公園に、子どもたちの大漁に喜ぶ声がこだました。

 札幌のNPO法人ねおすが主催した「冬休み子ども長期自然体験」の一環。子供たちは25日、東北新幹線を利用して来函。流山温泉でキャンプを行い、まき割りから炭づくりなどを通し、北国の人たちの暮らしの知恵を体得している。半数がリピーターで、先輩たちが初参加者をサポートし、ともに行動する上での大切さも学んでいる。

 この日は午前10時に、大沼公園広場横にあるワカサギの釣り堀「太公園」を訪れた。24日からの大雪で銀世界となったが、まだ氷は薄く、通路に人数分の穴を空け、糸を垂らした。体長5−7aのワカサギが続々と上がり、子どもたちは寒さを忘れて「大漁だ」と歓声を上げた。釣った魚はつくだ煮にして食べた。

 参加者は30日に寝台列車「北斗星」号で帰る予定。 

提供 - 函館新聞社


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