新年へ準備着々 日用品店など歳末商戦

update 2010/12/27 13:11


 正月用の縁起物を売る歳末恒例の「歳(とし)の市」が函館市内で開かれている。クリスマスから一転、色鮮やかなしめ飾りなどがずらりと並ぶ露店には年の瀬ムードが漂っている。

 市内では「函館歳の市商業組合」(柴田任弘組合長)の9店舗が中島町や松風町など4カ所で出店。10年前までは約20店が組合に加盟していたが、ホームセンターでも販売している影響で縮小しているという。

 中島廉売の丸山商店(丸山信由店長)は親の代から約60年間店を構える。通常のしめ飾りやごぼうじめに加え、七福神の飾りが付いた宝船型の神棚飾り、リース型のものも人気という。26日は折からの風雪で客足は鈍かったが、店員と常連客が「お安くしますよ」「良いお年を」などと会話を楽しんでいた。

 神棚飾りを買った函館在住の牧秀樹さん(60)、やす子さん(60)夫婦は「これで気持ちよく新年を迎えられる。病気のない良い1年になれば」と笑顔で話していた。

 全店で31日まで営業、27―29日ごろがピークという。

提供 - 函館新聞社


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