11月道南の雇用情勢 6カ月連続で改善

update 2010/12/26 10:31


 函館公共職業安定所が24日に発表した11月の渡島・桧山管内の雇用失業情勢によると、有効求人倍率は0・44倍で前年同月を0・09ポイント上回り、6カ月連続の改善となった。新規求人倍率も7カ月連続で前年を上回った。

 新規求人数は、卸売業や小売業など多くの産業で増加が見られ、前年同月比21・4%増の1595人と、7カ月連続で前年を上回った。このうちパート求人の割合は38・3%で、道内の32%を大きく上回っているのが目立つ。

 有効求職者数は前年同月比7・3%減の9860人で、8カ月連続で前年同月を下回った。有効求人数は同16・7%増の4323人と7カ月連続で改善した。

 雇用の先行指標となる新規求人倍率は、前年同月を0・11ポイント上回る0・7倍で7カ月連続で改善した。新規求職者数は同2・1%増の2270人と、6カ月ぶりに前年同月を上回った。

 同所では管内の雇用情勢について「持ち直しの動きが続いているものの厳しさが残る」と3カ月連続で判断を据え置いた。

 合わせて発表された来春高卒者の11月末現在の求人倍率は前年同月比を0・07ポイント上回る0・92倍、求人数は前年同月を2・1%下回る904人だった。現時点の就職率は52・1%と、前年同月を5・0ポイント上回っている。

提供 - 函館新聞社


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