今夏はやはり暑かった
update 2010/12/25 14:10
気象庁はこのほど、20日までの観測データを基に、2010年の国内の気象状況を発表した。それによると、函館の平均気温(1月1日―12月20日)は10・3度。この値はこれまでの年平均で3番目の高さ。江差は11・1度(同)で、同じく2番目の高さとなっている。夏の猛暑や、長い残暑の影響が大きかったとしている。確定値は来年1月4日に発表される。
同庁によると、年平均気温は全国で高く、北日本、西日本はかなり高かった。本道では22の観測点ですべて高く、帯広、釧路は過去最高の高さとなる可能性がある。
年間を通じ、全国的に春は暖気の流入と寒気の南下があり、気温の変動が大きかった。函館も2月から5月までの平年差は0・2―0・9度下回った。6月以降は高温となり、函館の月平均気温は、6月は17・6度で過去3番目、7月は22・4度で同5番目、8月は24・7度で同2番目、9月は20・1度で同3番目の高さだった。特に夏(6―8月)の平均気温は函館21・6度、江差も21・6度で、ともに過去最高だった。同庁によると、地球温暖化や、太平洋赤道域東部の海面水温が高くなるエルニーニョ現象が発生し、世界的に高温傾向となった。
函館で年平均気温が10度を上回ると、2004年の10・1度以来6度目となる。過去最高は1990年の10・5度で、ほか3回は1870年代(明治初期)に記録している。
函館の年降水量(1月1日―12月20日)は、平年比101%の1148・0ミリ、日照時間(同)は同比91%の1586・1時間で推移している。江差の年降水量は(同)は同比123%の1413・0ミリ、日照時間(同)は同比86%の1255・3時間となっている。
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