日商簿記3級 函商高40人全員合格
update 2010/12/23 14:21
函館商業高校(滝田進校長)に本年度設置された会計ビジネス科の1期生(1年)40人全員が、11月に行われた日本商工会議所(日商)の簿記検定3級に合格した。クラス全員が一度の試験で合格する快挙に、学校全体が喜びに沸いている。
簿記3級は、就職に必要な基本的な資格として1年時に取得することを目標に、4月の入学時から勉強に取り組んできた。夏からは放課後や休日の講習なども行い、力を付けてきた。
同科1期生の合格率は、3級は100%、簿記同好会に所属する生徒が同時に挑戦した2級は50%(4人が合格)。これは、函館商工会議所実施の合格率(3級は53%、2級は28%)と比べ突出して高く、この数値を押し上げる結果となった。
勉強では、理解した生徒が分からない生徒に教えるなど、互いに支え合って合格にこぎつけた。山内早彩さんは「一人一人が合格を目指して頑張ってきたので、全員と聞いた時は泣いていた友達を見てもらい泣きしました」と振り返る。 2級も同時に受かった小松麻梨乃さんは「簿記は理解できると楽しいけれど、分からない時もある。2級はレベルが高く合格ラインぎりぎりと感じていたので、本当にうれしかった」とした。
指導した石塚和久教諭は「一人も欠けることなく試験に臨みクラス全員が合格したのは、私の教員人生でも初めて」と称賛。勉強に打ちこむ生徒を温かく見守った保護者の理解の高さについて、「信じて任せてくれたことに感謝します」と話している。
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