全庁一斉で滞納者宅訪問
update 2010/12/18 12:09
【七飯】町は20日から27日まで、初となる町税の全庁一斉直接徴収を行う。12月を納税推進強調月間と定め、滞納整理態勢を強化。全管理職20人と徴収業務に従事した経験のある職員を合わせ、延べ36班72人態勢を組み、町税や公営住宅使用料などの料金滞納者約600世帯を訪問し、早期納付を呼び掛ける。
町は9月に馬場修一副町長を本部長とする「町債権回収特別対策本部」を設置。税や各種料金の滞納者からの債権回収態勢を強化し、給与や動産の差し押さえ、裁判所を通じた支払督促などを実施している。
本年度の町税収入状況は11月末現在で、調定額約25億2500万円に対し、収入額は約18億300万円。収納率は前年同期比0.5%増の71.4%となっている。本年度の収入未済額と過年度の滞納額を合わせると、約9億4800万円に上るという。
管理職のみで行った昨年の直接徴収では、270件から730万円の納付があった。訪問先では、その場での納付を求めるほか、納付が困難な場合には計画的な納付誓約を結ぶ。
また、悪質滞納者50件以上に対し、強制捜索の予告書を送付。順次、動産の差し押さえを実施している。押収品は1月にインターネットオークションにかけて、売却益を未収分に充当する。
町税務課では「財政健全化には税収の確保が不可欠。公平負担の観点からも、広く町の取り組み姿勢を訴えたい」としている。
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